<技術情報>
システム関連インストール
サーバーのインストールや運用のトピックを詳細にお伝えします。トピックは随時追加していきます。

1. GENPOWER(UPS制御プログラム APC BK500JS)

パッケージ(genpower-1.0.1-3.i386.rpm)でうまく動作しない点を再度調査する必要があるが 以下の設定で、UPSのプラグを抜くと2分後にシャットダウンが開始します。2分以内にプラグを 差し込むとシャットダウンは起こりません。シャットダウン後UPSの電源も切れる設定になっているはずだがこれは未確認です。

rpm -ivh genpower-1.0.1-3.i386.rpm パッケージインストール
tar xvfz genpower-1.0.1.tar.gz

/tmpにソースを展開(rpmではうまく動かなかったためやむを得ず)引き続き調査します!

make
vi /etc/inittab pf,prがgenpowerfailを実行するように変更
vi /etc/sysconfig/power ポートcua0,タイプtrip-ntに修正
cp /usr/doc/genpower-1.0.1/genpowerfail/etc/genpowerfail
vi /etc/genpowerfail shutdown -r => shutdown -h/var/run/upsstatus => /etc/upsstatus/var/run/shutdown.pid => /etc/shutdown.pid
vi /etc/rc.d/init.d/genpoerd.init /var/run/upsstatus => /etc/upsstatus
/sbin/genpowerdをmakeしたものに入れ替える


2. バーチャルホスト編
■バーチャルホストとは
一台のサーバーマシン上で、2つ以上のホスト名のWebサイトを構築します。 具体的には、
www2.forest.tama.tokyo.jp
www3.forest.tama.tokyo.jp
の2つのホスト名のWebサイトを構築してみます。 この例ではドメイン名が同じだが、もちろんぜんぜん違うドメイン名でも問題ありません。 ただし、実際にドメイン名を取得するのがややこしい。(費用も必要です)

■バーチャルホストの構築方法
ApacheWebサーバーを前提としたバーチャルホストの実現方法には5パターンあるようです。
NIC IPアドレス 起動httpd httpd.conf
BindAddress VertualHost
2 2 2 個別に指定 指定なし
2 2 1 * 指定
1 2 2 個別に指定 指定なし
1 2 1 * 指定
1 1 1 個別に指定なし 指定

ここでは一番手軽な最後のパターンでバーチャルホストを実現してみます。 この場合、問題になるのはHTTP/1.0のブラウザを利用した場合、Hostヘッダーが送られてこないため URLで指定したホスト名がサーバーではわからいないことがある。ただし、最近のブラウザであれば Hostヘッダーが送られてくるので問題ないはずです。

■バーチャルホストの定義
1.名前定義
bind(DNSサーバー)の正引きファイルにバーチャルホスト名を別名として登録する。
www2 IN CNAME beech
www3 IN CNAME beech
シリアル番号を更新してbindをrestartする。 nslookup www2.forest.tama.tokyo.jp で確認しましょう。

2.バーチャルホストを定義
httpd.conf定義ファイルにバーチャルホストを定義する。以下に必要部分のみ記載します。 VertualHostディレクティブで指定されなかった項目は、共通部の内容が使用される。(たとえば ServerAdmin,ErrorLog,CustomLog)

NameVirtualHost 211.0.31.99
<VirtualHost www2.forest.tama.tokyo.jp>
DocumentRoot /home/httpd/www2
ServerName www2.forest.tama.tokyo.jp
</VirtualHost> <VirtualHost www3.forest.tama.tokyo.jp>
DocumentRoot /home/httpd/www3
ServerName www3.forest.tama.tokyo.jp
</VirtualHost>

<VirtualHost _default_:*> <- VirtualHost以外のリクエスト
</VirtualHost>
httpdをリスタートする

■バーチャルホストの確認
ここで設定した内容でインターネット上に公開しています。実際にアクセスして確認してください。 確認済みのブラウザは以下の通り。
NetscapeCommunicator4.7
InternetExplorer5


3. シリアルポートでログインする
サーバーの保守を行うとき、安全のためにシリアルポート接続でログインする。 シリアル接続をするためにはサーバー側(RedHat Linux6.1J)で agetty を起動し端末側はWindows2000 TeraTermProを使用する。
agettyのインストール→util-linux-2.10m.tar.gz
agetty以外にいろんなユーティリティープログラムが含まれている
<su : root権限で作業する
<tar xvfz /tmp/util-linux-2.10m.tar.gz
<c util-linux-2.10m
<vi MCONFIG : 今回は特に変更なし
<./configure
defines.h と make_include のファイルを見て必要があれば変更する (今回は変更なし)
<cd login-utils : agettyのみmake & install したいため
<make all-getty
<make install-getty
<vi /etc/inittab : S0:23:respawn:/sbin/agetty -L 38400 ttyS0
vt100 を追加
</sbin/telinit q : 変更を反映する

TeraTermProの設定
回線速度を 38400 にする

稼動確認 RS232Cケーブルをサーバーと端末マシンのCOM1ポートに接続し、TeraTermProの シリアル接続をする。接続直後はプロンプトメッセージが出ないのでEnterを押す。


4. ハードウェアのトラブルに備えて
当サイトで発生したハードウェアトラブルの経験を元にまとめてみました。
一番危ないのは電源部である

今回のトラブルは電源ファンの機能低下による高温であった。サーバーマシンの電源は 余裕を持っていなければならない。24H定格のものは必須。つぎに危ないのはディスクのようです。

・設置環境により寿命が大幅に異なる
当サイトは自宅で運用しているため、温度変化が激しくまた埃も多かったようである。 マシンはクリーンな環境に設置する必要がある。
・トラブルを事前に察知することはほぼ不可能
注意深く見ていれば予兆があったのでしょうがそれは後から思い当たることです。 ある日ある時間にシステムがダウンします。たいていは再起動もできないでしょう。
・自分なりに定期点検をする
半年に1度はカバーを空けてほこりや熱の具合を確認し、掃除をするという心構えが 必要でしょう。ただし、ハードの素人が見てもよほど異常がなければ気が付かないでしょう。 有償でも定期点検をしてくれる販売店は少ないようです。(というか知らない)
・データが命です。
マシンが壊れてもデータだけはなくせません。ハード的には高いですが外付けのRAID が必要かもしれません。運用的にはバックアップは必須です。
・システム停止時間を最小限にする
ハードトラブルがあった場合、駆けつけてくれるサービスがあればいいが、そうでなければ 販売店に送って修理してもらう。どうしても10日はかかります。この間にメールやWebサービスをとめるわけにはいかないので、代替機を日ごろから用意しておく。代替機は別の 用途に使用していてもいいが、サーバートラブル時はバックアップを戻してサーバーとして機能することになる。設定にもよるが半日程度でしのげるのではないか?